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Bunkamuraで仏写真家ロベール・ドアノーの写真展 音楽題材に200点

音楽シーンを題材にした写真が並ぶ場内。手前はシャンソン歌手ジュリエット・グレコを捉えた1枚

音楽シーンを題材にした写真が並ぶ場内。手前はシャンソン歌手ジュリエット・グレコを捉えた1枚

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 仏写真家ロベール・ドアノーの音楽シーンを題材にした作品を展示する「写真家ドアノー/音楽/パリ」が現在、渋谷・Bunkamura「ザ・ミュージアム」(渋谷区道玄坂2)で開催されている。

ドアノーの肖像写真と使っていたカメラ「ローライフレックス」

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 1912年パリ郊外のジャンティイに生まれたドアノー。自動車メーカー「ルノー」のカメラマンを経てフリーとして活動を始め、「ヴォーグ」誌や「ライフ」誌でファッション写真などを発表。東京都写真美術館の外壁に大きく掲出されている「パリ市庁舎前のキス」などで知られる。

 2018年末~2019年春にパリの音楽博物館で開催された展覧会を基に再構築した同展は、1930年代~1990年代にかけて音楽シーンを題材に撮影された作品約200点を展示している。

 場内は、数日間「密着し」撮影した流しのピエレット・ドリオン、エリック・サティの自宅外観などを捉えた「街角」をはじめ、暗闇の中踊るカップルをフラッシュガンを用いて撮影したカットや、女流作家マルグリット・デュラスをビストロのテラスで撮影した一枚などを紹介する「ビストロ、キャバレー」、バレエダンサーのジジ・ジャンメールがイヴ・サン=ローランと「カルメン」の衣装合わせをしている場面などを捉えた「オペラ」などで構成。俳優やスキー選手などとしても活動したチェロ奏者で、ドアノーの有人だったモーリス・バケを被写体にした作品は、フォトモンタージュやコラージュなどの技術を使って制作した作品も並ぶほか、ドアノーのカメラ「ローライフレックス」も展示する。

 開館時間は10時~18時(3月26日・27日は21時まで)。入館料は一般1,500円ほか。3月31日まで。

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