国土交通省が3月23日、2021年1月1日現在の公示地価を発表した。コロナ禍の影響を受け、全国平均は全用途で6年ぶり、住宅地で5年ぶり、商業地で7年ぶりに下落となった。東京23区全域の対前年変動率は、住宅地=-0.5%、商業地=-2.1%。
渋谷区内の調査地点数は59で、内訳は住宅地=26、商業地=33。渋谷区内の変動率は、住宅地=-0.5%、商業地=-2.9%、全用途=-1.8%。平均価格は、住宅地=130万6,000円(都内では千代田区、港区に次いで3位)、商業地=708万7,900円(中央区、千代田区に次いで3位)。住宅地・商業地共に下落したが、東急東横線・代官山駅近くの調査地点「恵比寿2-20-7」のみが唯一、わずかながら昨年を上回った。以下、区内の公示価格上位5地点。
【住宅地】(1)恵比寿西2-20-7(271→273/0.74%)、(2)神宮前4-18-7(211→210/▲0.47%)、(3)松濤1-13-17(185→184/▲0.54%)、(4)南平台町19-18(174→173/▲0.57%)、(5)渋谷4-2-23(157→156/▲0.64%)
【商業地】(1)宇田川町23-3(2,870→2,780/▲3.14%)、(2)神宮前4-26-18(2,680→2,660/▲0.75%)、(3)道玄坂2-6-17(2,270→2,190/▲3.52%)、(4)神宮前1-13-11(1,970→1,970/100%)、(5)宇田川町25-5(1,600→1,600/100%)
※前回→今回/変動率(▲はマイナス)。価格は1平方メートル当たりの公示地価で、単位は万円。