バレエ用品ブランド「チャコット」の新旗艦店「チャコット代官山(仮)」が来春、代官山の複合施設「KASHIYAMA DAIKANYAMA(カシヤマ ダイカンヤマ)」(渋谷区代官山町)にオープンする。
チャコットが来春から新たな拠点とする「KASHIYAMA DAIKANYAMA」
バレエ業界などでは高い認知度がある同ブランドは、1950(昭和25)年にバレエシューズやトゥシューズの製造・販売として創業したチャコット(神南1)が展開。1990(平成2)年からオンワードグループ傘下に加わっている。
同社は現在、渋谷・公園通りに1978(昭和53)年に出店したヨーロピアンな雰囲気が特徴的な渋谷本店(神南1)を展開しているが、「未来のチャコットを作っていく」ため店舗や同店に併設するスタジオを移管し、「次世代型グローバル・フラッグシップストア」として運営していく。
カシヤマ ダイカンヤマはオンワードホールディングス(中央区)が2019(平成31)年にオープンした施設で、地下1階~地上5階の6フロアで、カフェやレストラン、ギャラリースペースなどを展開。来春以降はカシヤマ ダイカンヤマをチャコットが運営していくという。
チャコット代官山(仮)では、コア事業のバレエに加え、フィットネスウエアライン「チャコット・バランス」、4月にリニューアルを予定するコスメライン「チャコット・コスメティクス」の強化を図る。加えて、カシヤマ ダイカンヤマの飲食店との「シナジーの強化」や、商品・サービスのデジタル化などグローバルに発信するOMO(オンラインとオフラインの融合した)場を目指す。
渋谷本店の閉店時期は未発表だが、移転に先駆け渋谷本店のビルは売却する。