Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)は3月15日、アレックス・カーク選手を腰椎椎間板外側ヘルニアでインジュアリーリスト(故障者リスト)入りしたことを発表した。
1991年アメリカ生まれのカーク選手は、ニューメキシコ大学在学中の2013年にユニバーシアードアメリカ代表に選出され、卒業後はNBAクリーブランド・キャバリアーズに在籍(2014-2015)。その後、イタリアやトルコなどでプレーし、2017-18シーズンからA東京でプレーしている。2月13日の試合から股関節痛で、同27日から腰痛で試合を欠場。今月3日には腰痛症と診断されていた。今月12日に行われた日本一のチームを決める「天皇杯」準決勝では約1カ月ぶりに試合に出場したが、腰を押さえたり顔をしかめたりする様子を見せていた。
カーク選手はチーム最高の身長211センチのセンタープレーヤー。今季出場した全35試合に先発出場し、1試合の平均得点数は17.1点をマーク。フィールドゴール成功率は54.9%で、ゴール下を主戦場としながらも3ポイントシュート成功率も34.1%と高い。リバウンド数は1試合平均9.7本とリーグトップ10に名を連ねるなど、A東京の中心選手の選手の一人で、「タナカーク」と称されるエース田中大貴選手との連携プレーはA東京の攻撃の強みの一つとなっている。
A東京はカーク選手に加え、田中選手も右下腿(ヒラメ筋)筋損傷(全治約4週間)で離脱している。リーグはシーズン終盤戦に突入し、チャンピオンシップ出場を懸けた戦いが激化するなか、デション・トーマス選手や小酒部泰暉(おさかべ・たいき)選手の躍動などもあってじりじりと順位を上げ、現在は25勝17敗で東地区5位に付けている。
今回のニュースに、ツイッターでは「まじか」「お大事に」「早く良くなって万全のプレーを見せてほしい」などの声が寄せられている。
インジュアリーリストはクラブとの契約を保持したまま一時的にリーグ登録を抹消できるもので、30日間は再登録することができない。