東日本大震災復興支援朗読会「まんが日本昔ばなし」が3月11日、セルリアンタワー能楽堂(渋谷区桜丘町)で開催される。
2017(平成29)年にアニメ「まんが見本昔ばなし」で郎六などを担当していた女優・市原悦子さんの追悼朗読会として始まり、昨年開催した第2回から東日本大震災復興支援として行っている。東日本大震災発生から10年となる今年は「震災復興10周年メモリアル」として開く。
当日は「まんが日本昔ばなし」の中から、被災地・気仙沼に伝わる津波の怖さやその備えについての心得を語った実話を基に作られた作品で、「今も語り継がれている」という「みちびき地蔵」を女優・高島礼子さんが朗読。関西ジャニーズジュニアの室龍太さんは、「貧乏神と福の神」を朗読する予定。
このほか、元宝塚歌劇団・花組トップの安寿ミラさん、女優・黒田こらんさんらが、東日本大震災時に何が起きたのかを伝える「3.11あの日、あの時」、第2次世界大戦の悲惨さを描く「ちいちゃんのかげおくり」(あまんきみこさん著)などを披露する。気仙沼と会場をつないだトークライブなども予定。
17時30分開場、18時開演。鑑賞料は5,000円(うち1,000円を復興支援金に充てる)。公演の模様は映像配信も予定している。
会場では政府や専門家会議が推奨する劇場空間の座席配置に関する提言を遵守し座席を配置。来場者にはマスク着用や入場時の体温検査、消毒液での手指消毒、接触回避のためチケットの半券を自身で切ることなどの協力を呼び掛ける。