バー「SHIBUYA MUSIC BAR」(渋谷区渋谷1)が今春、渋谷にオープンする。
KURKKU(代々木1)とTRANSIT GENERAL OFFICE(恵比寿4)が共同で運営する同店は、同社会長である音楽家・小林武史さんを中心としたKURKKUがコンセプトプロデュースした商業施設「代々木VILLAGE」内で展開していた「MUSIC BAR」が前身。同施設の閉館に伴い、渋谷に移転オープンすることを決めた。
場所は明治通り沿いのビルの地階。店内には、旧店でも導入していた米マッキントッシュのアンプや英タンノイのスピーカー「ウェストミンスター」を整備し、小林さんらが選ぶ3000枚を超えるアナログレコードをそろえるという。
小林さんは「自由に多様な使い方に応えられるような場にしていきたいし、MUSIC BARとの進化した関わりをビストロ的な食を通じても楽しんでもらえるようになると思う。みんなや、みんなの周りにも潜んでいる分断を、『いのちの音を響かせる』ことで埋めていく、響かせていく。大げさかもしれないけれど、そういうことが必要だと感じている。『人間も自然の一部』だということを、コロナ禍の中もアフターコロナも、アナログの機材を使いながら感じていきたい」とコメントしている。