Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)は12月29日、東海大学の八村阿蓮(あれん)選手が「特別指定選手」として入団したと発表した。
特別指定選手制度は、学生バスケットボール連盟などに所属する満22歳以下(当該シーズン3月31日時点)の選手を対象に育成・強化を目的とした制度。八村選手の入団にSNSには「きたー!」「まじか」「楽しみ」「ようこそ渋谷へ」など驚きや喜びのコメントが寄せられている。
八村選手は1999(平成11)年12月20日富山県出身。SR渋谷の石井講祐選手やベンドラメ礼生選手、関野剛平選手らと同窓の東海大学に在学中。米プロバスケットボールリーグNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)でプレーする八村塁選手の弟としても知られる。身長はSR渋谷の日本人選手の中では最長となる198センチで、体重は98キロ。ポジションはパワーフォワード。背番号は大学と同じく86を付ける。
大学では2018(平成30)年の「関東大学バスケットボールリーグ大会」や2018(平成30)年と今年の「全日本大学バスケットボール選手権記念大会(インカレ)」、関東地区大学の頂点を競った今年の「オータムカップ」などで優勝を経験し、優秀選手賞を受賞するなどしている。個人としてはU-18、U-22などの日本代表にも選出されている。
SR渋谷には今月18日、専修大学4年の西野曜(よう)選手がプロ契約で入団、今月26日の試合では短時間ではあるが試合出場も果たした。阿蓮選手を含むと14選手が在籍するSR渋谷だが、Bリーグは各試合の出場登録は12選手までとなっているため、伊佐勉ヘッドコーチの手腕も注目となる。
阿蓮選手は同日からチームの練習に合流しており、リーグへの登録が完了後、試合に出場することができるようになる。「自分の力を最大限に発揮してチームの勝利に貢献できるよう頑張る」とコメントを寄せる。