渋谷駅ハチ公前広場周辺で12月1日、イルミネーションが点灯した。主催はシブヤ道玄坂商店街振興組合。
毎年冬に点灯している同所のイルミネーション。宮益坂や昨年は11年ぶりに道玄坂を点灯するなどしたが、今年は新型コロナウイルス感染症が拡大している時世を踏まえ規模を縮小して実施する。
イルミネーションを装飾するのは、ハチ公前広場周辺と、渋谷駅前(スクランブル交差点)を渡った神宮通り沿い(ロクシタン前など)の木々。シャンパンゴールドのLED電球約4万1000球をあしらう。
同日行った点灯式で同組合の大西賢治理事長は「経済的にもなかなか厳しかったが、ハチ公前広場とスクランブル交差点周辺は明るくして『暗い雰囲気を吹き飛ばそう』と点灯にこぎ着けることができた」とあいさつ。長谷部健渋谷区長は「いろいろなことが難しい中、駅前でイルミネーションに明かりがともることはありがたく思っている。我慢は必要だが、その中でも渋谷らしく何ができるだろうと、少しでも明かりをともそうと地域の方が思ってくれたのは渋谷の誇り。ご覧になるみなさんも地域の心意気を感じてもらえたら」と呼び掛けた。
MCを務めたモデルの「くみっきー」こと舟山久美子さんのカウントダウンとともにボタンを押すと、イルミネーションが点灯。舟山さんは「とても明るくなった。大切な人と3密を避けて、渋谷の夜を楽しんでいただければ」と話した。
点灯時間は16時~23時。2021年1月31日まで。