「ソーシャルデザイン」をテーマにした都市フェスティバル「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA(ソーシャルイノベーションウィーク渋谷)2020」(以下SIW)が11月7日~15日の9日間わたり開催された。
2018(平成30)年に始まった同フェスは、「未来志向の」起業家やクリエーターとの出会いの場の創出、街を舞台に「これからの社会をリードする」アイデアやソリューションの体験の提供を目的に開催している。
3回目となった今回は、生活様式や価値観が変わる中、どのように働き、暮らすのか、などを考えながら未来を創造し、新しい価値を生み出したりアクションを起こしたりするため、「HOW」をテーマに掲げた。トークセッション「Conference」、参加する人が交流できる機会を提供する「Networking」、体験プログラム「Experience」などのプログラムを、区内16カ所の会場とオンライン配信のハイブリッドで行った。プログラムは123に及び、延べ約4万2000人(オンライン視聴数は約3万5000人)が参加。閉会後も、Conference、Networkingプログラムは一部を除きアーカイブ動画を無料配信している。
プログラムの一つとして、社会を「良い方向に」導くアイデア・企画を表彰する「NOVS(ノウス)-Future Design Award」を立ち上げる。受賞作は、渋谷区やスポンサー企業と共に、実現に向けて動く実践型アワードとなる。12月1日~2021年1月11日にアイデアを募集し、3月のプレゼンテーションを経て受賞者を決める。
開催時期などは未定だが、来年は「Alternative Society 新しい__がはじまる」(全く新しい社会像)をテーマに開催予定。