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銀座線・外苑前駅と青山一丁目駅がリニューアル コンペ最終案ベースにデザイン

リニューアルした外苑前駅の改札口(神宮球場方面)

リニューアルした外苑前駅の改札口(神宮球場方面)

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 銀座線・外苑前駅と青山一丁目駅がリニューアルした。

桜の木肌をイメージした柱などを取り入れた青山一丁目駅のホーム

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 2017(平成29)年、開業90周年を迎えたのを機に、「伝統×先端の融合」をコンセプトに全駅のリニューアル工事を進めている銀座線。多機能トイレやエレベーターなどのバリアフリー設備整備、ホームドアの設置など駅機能の向上も図っている。

 ホームや改札口周辺などのデザインは、全19駅を5つのエリアに分け、各エリアで異なるコンセプトを設けた。デザインアイデアは公募し行ったコンペティションの最優秀賞の案をベースに、東京メトロが最終的なデザインを作り上げた。渋谷~青山一丁目間の4駅は「トレンド」をコンセプトに掲げ、コンペティションには74点が集まった。

 イチョウ並木や国立競技場、神宮球場などにも近い外苑前駅は「スポーツの杜」をコンセプトに、駅全体に「神宮外苑に集う人々の中に、爽やかさを感じるデザイン」を取り入れた。神宮球場方面の改札は、明るい天井には陸上のトラックをモチーフにしたラインを施すことで、スポーツの「軽やかさ」を表現。柱には半鏡面のスリットを付け、行き交う人達が映ることで「空間に彩りを添える」演出をした。

 青山一丁目駅のデザインコンセプトは「優雅な街並み」。徳川家康の重臣・青山家の大名屋敷跡地の一部に造られた青山霊園の桜並木の要素を取り入れ、「気品ある」街並みをモチーフとしたデザインを取り入れることで、「優雅さが感じられる空間」を演出。渋谷方面のホームの床には、タイルを組み合わせることで石畳を表現し、柱は桜の木肌をイメージした「艶のある」デザインに仕上げた。

 バックヤードの工事などは今後も継続して行う。渋谷駅も同エリアに含まれているが、他社線を含む駅全体が大規模な工事を行っている同駅は、建築家・内藤廣さんが設計を手掛けていることから、今回のコンペティションは対象外となっている。

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