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岡本太郎記念館で「対峙する眼」展 対峙する「いのち」描いた作品紹介

「にらめっこ」(1978年)

「にらめっこ」(1978年)

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 岡本太郎記念館(港区南青山6、TEL 03-3406-0801)で9月30日、企画展「対峙(たいじ)する眼(め)」が始まった。

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 洋画家としてキャリアをスタートした岡本だが、風景画や人物画、静物画、裸婦画など「一般的な西洋画題」は全く描いていない。そうした中、「一つだけ」はっきりしているのは、作品には必ず目が描かれており、しかも多くが複数の目であること。「具体的なことは分からないけれど、少なくとも太郎が描いていたのは『生きもの』であり、『いのち』だった、ということだけは疑いない」(平野暁臣館長)。

 とりわけモチーフとして頻出するのが「対峙する眼」。「2つの『いのち』が語り合い、にらみ合い、笑い合う。そしていつの間にか、複数の眼が生命力をたぎらせ、群れを成して鑑賞者をにらみつけてくる」(同)。同展では、対峙する生き物が描かれた作品を集めて展示する。

 開館時間は10時~18時(入館は30分前まで)。火曜休館(祝日の場合は開館、11月26日は臨時休館)。入館料は、一般=650円、小学生=300円ほか。2021年1月31日まで。

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