「SHIBUYA TSUTAYA(渋谷ツタヤ)」(渋谷区宇田川町)4階・5階の映像レンタルフロアが拡大リニューアルした。
1999(平成11)年に開業したビル「QFRONT」のキーテナントとしてオープンしたツタヤの旗艦店。地下2階~地上8階の10フロア約1300坪にわたり売り場を展開している。6月に行った3階・4階の音楽レンタルフロアに続くリニューアルとなる。
4階にはアニメやアジア作品、5階には洋画・邦画などの映画、海外ドラマを中心に新作・「レア盤」・名盤などのDVDやBru-rayなど約20万タイトルを在庫。中でも、「日本最大級の映画ミュージアム」を目指し洋画・邦画、アニメの在庫を拡充した。
4階の渋谷近隣の映画館とのコラボレーション企画となる「渋谷シネマナビ」では、映画館で上映する作品の鑑賞前後に見てほしい作品を集めたコーナー「劇場に行く前に。劇場に行った後に。」を展開。焦点を当てる作品に関連した出演者が「撮影時に見ていた」作品などをレコメンドする。キュレーションには、同店の「映画好き」スタッフのほか劇場スタッフや映画評論家、映画製作者らも参加する。
「映画マニア・コレクターの要望に応える」かたちで、ビデオテープは売り場を3倍に拡大し「渋谷フィルムコレクション」として5階で展開。同所には現代アーティストのヒロ杉山さんが手掛けた幅7メートルのビジュアルを掲出する。同コーナーでは、「リボルバー」「燃えよドラゴン」などDVD化されていない作品やパッケージが廃盤となった作品を中心に約6000本をそろえ、「改めて映画との『出合いの場』の提供」を図る。同店ではビデオデッキの貸し出し(税別910円、最大7泊)も行う。
同フロアには、ユーチューバー酒村(さかむら)ゆっけさんがセレクトするコーナー「酒と映画しか勝たん酒村ゆっけ」を展開。「恋にセンチメンタルになる映画」「ネオ無色独身女が推奨する丁寧な暮らし」などテーマを変えながら坂村さんがセレクトした作品を集積する。ウェブメディア「minneとものづくりと」の連載ページ「TSUTAYAさんに聞きました」で同店スタッフが紹介してきた作品の中から「ものづくり」を切り口に編集部が選んだ作品を紹介するコーナーも設けている。
現在の営業時間は10時~23時。リニューアルを記念して今月20日まで、映像作品の準新作・旧作を100円(税別)でレンタルする。