青山学院大学(渋谷区渋谷4)の動物愛護団体「きすあに」が現在、「ミス・ミスター青山コンテスト」とコラボしてクラウドファンディングに挑戦している。
同大生を主体とした同団体は、SNSでの動物愛護啓発活動や同大構内でのイベント開催など、さまざまな動物愛護活動に取り組んでいる。現在のメンバーは17人。代表の平出沙彩さん(国際政治経済学部3年)が1年のときに立ち上げた。
今回のコラボでは、「ミス・ミスター青山コンテスト」ファイナリストに、同団体で作成した「自分に合った動物愛護活動を探すYes or Noチャート」をSNSで啓発してもらうほか、ファイナリストの撮り下ろし写真集を作り、クラウドファンディング「CAMPFIRE」を通じて広く協力を募っている。その利益は、犬猫殺処分数ゼロを目指す活動や、アニマルウェルフェア(動物福祉)向上のための活動などに寄付する。
コロナ禍の影響で「青山祭」がオンライン開催になり、ミスコンも例年のようなリアルイベントが開けなくなったことから、「何か形に残るものを一緒に作りたい」とコラボが決まった。「保護猫を飼っているファイナリストもいて、積極的に協力してくれた」という。
リターンは5種を用意。1,500円以上で写真集1冊が含まれるほか、3万5,000円のコースでは、コンテスト出場者12人直筆のお礼メッセージも付く。
平出さんは「平成30年度、ペットとして飼うことのできた犬猫殺処分数は約1万5000匹。私たちの目の前に救われる命がある。(この企画には)私たち大学生、小さな命の思いが詰まっている。ご支援、ご協力をお願いします」と協力を呼び掛ける。
目標額は30万円。9月12日現在、48人から24万円の支援が集まっている。今月27日まで。