Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が、10月に開幕を控えるBリーグ2020-21シーズンでリモート応援システム「Remote Cheerer powered by Sound UD」を導入する。
コロナ禍において、オンラインでの観戦やテクノロジーを活用した応援などが取り入れられているスポーツ業界。Bリーグは今季、会場内の観客数について上限を5000人に会場の収容人数の50%までの入場制限を設けて開幕する予定となっている。
自宅など離れた場所から観戦する人たちの応援する気持ちを会場に届ける取り組み。SR渋谷が導入する「Remote Cheerer powered by Sound UD」は、ヤマハが開発するシステム。SR渋谷とヤマハは共に、渋谷区と包括連携協定「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定(S-SAP)」を結んでいる共通点から、今回の取り組みが実現した。
同サービスは、スマートフォンの専用サイトで「歓声」「拍手」などのボタンをタップすると会場内のスピーカーから声援や音が流れるようになるもの。声援や音はボタンをタップした人数に応じて音量や激しさといった演出も変わるという。推奨環境はiOS=Saari、Android=Google Crome。
Bリーグは会場内ではマスクの着用に加え、大きな声で応援することなどを禁止としていることから、SR渋谷は「応援コール」の音声データも9月12日まで募集している。集まった音声データも会場で流す予定。
ベンドラメ礼生選手は、昨シーズンの最終試合となったリモートゲーム(無観客試合)を「改めてファンの声援の力の大きさを感じ、プレーしていても物足りない雰囲気に寂しさを感じた」と振り返り、「今シーズンはこれまでと違ったシーズンになる。新しい取り組みでも、Bリーグで1番盛り上がるアリーナを作りましょう。普段は声を出したいけど恥ずかしくて応援できなかった方も熱狂するチャンス。みんなの声をサンロッカーズに届けてください」と呼び掛ける。