渋谷区は、年末年始に開催しているカウントダウンイベントを本年度は開催しないことを決めた。
区や渋谷区商店会連合会、渋谷駅前エリアマネジメント協議会が実行委員会を結成し、2016(平成28)年からカウントダウンイベントを行っている年末年始。昨年度は10万人超が来街するなど賑(にぎ)わいを見せていたが、コロナ禍を鑑みて「3密の状況をつくってはいけない」と考え、書面を通じて実行委員会の承認を得て決めた。代替案として、配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」などオンラインの活用を検討していく。
一方、イベントが開催されていないにもかかわらず多くの人が来街するのはハロウィーン。「街に来させない」「集まらないように」と、SNSなどで自粛の呼び掛けを行っていくほか、何かを企画したい際はオンラインを活用することを提案していく。それでも人が集まってしまう場合、来街者のための対策として警備をする必要があるかなど警察と相談していくという。
例年、年末年始・ハロウィーン共に外国人観光客の姿も多く見られることから、日本政府観光局などを通じて「早めに」周知させていく考え。