写真家・森山大道さんのドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家森山大道」が9月12日から、東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)で先行上映される。
同館で今月22日まで開催中の展覧会「森山大道の東京 ongoing」に合わせ、来年4月30日の公開に先駆け先行上映する。
日本を代表する写真家の一人として知られる森山さんは1938(昭和13)年、大阪府生まれ。商業デザイナーや写真家アシスタントを経て1963(昭和38)年に独立。路上から撮影するスナップショット作品を制作し続け、「アレ、ブレ、ボケ」と呼ばれる独自の技法で知られる。昨年、「写真界のノーベル賞」といわれる「ハッセルブラッド国際写真賞」を受賞した。
同作では、1968(昭和43)年に出版された森山さんのデビュー写真集「にっぽん劇場写真帖」の復刊プロジェクトを追いつつ、コンパクトカメラを手に新宿や池袋、中野、渋谷などで撮影する森山さんを捉え、その素顔を明らかにしていく。
上映日は12日・13日・19日・20日。鑑賞料は、一般=1,500円、学生=1,000円ほか。チケットは各日10時から同館1階で販売する。