ビーガンスイーツのテークアウト専門店「hal okada vegan sweets lab(ハル オカダ ビーガン スイーツラボ)」(渋谷区広尾5)が8月19日、広尾にオープンした。経営はカフェ・カンパニー(神宮前5)。
国内のビーガン市場は、食物アレルギーを持つ子どもが10年で2倍に増えその70%以上が動物性食材であること(出典:2014年度/アレルギー疾患に関する3歳児全都調査)などから、2020年には昨対比で38.4%上昇し246億円となっている(出典:2020年5月/TCPマーケティングリサーチ「植物性代替食品市場の最新動向と将来展望」)という。
そのような背景からオープンした同店は、卵や牛乳など動物性食材は使わず、100%植物由来の食材で作るスイーツを提供する。手掛けるのは、ビーガンスイーツ専門店「halcafe229」オーナーパシティエなどを経て同社のエグゼクティブパティシエとなった岡田春生さん。
1号店となる同店は、同社のビーガンカフェ「Trueberry」1号店があった場所で、「ビーガンへの意識」を持っている人が多い地域であることから広尾に出店した。動物性食材アレルギーを持っている人や、動物性食材を制限している人、日本在住の外国人、健康や美容の観点からギルトフリースイーツを好んで食べている人などをターゲットにする。
現在は岡田さんの「代表作」である「苺のビーガン・ショートケーキ」(ホール4,300円、ピース680円、税別)のみの販売。国産米粉や有機豆乳、きび糖シロップなどを使うスポンジ、有機豆乳やアーモンドなどのクリームを使う。ホールはウェブサイトからの事前予約・決済制、ピースは予約優先。9~10月ごろから他のメニューも展開予定。
営業時間は11時~19時。水曜定休。