渋谷区内各所で8月24日~30日の7日間、日替わりで会場を移して「渋谷のラジオ体操」が開催されている。渋谷を拠点に活動する「サンロッカーズ渋谷」「TOKYO DIME(東京ダイム)」「TOKYO CITY F.C.」の3チームが合同で主催する。渋谷区教育委員会共催。
毎年区内各所で行われているラジオ体操が、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となるところが増えている。学校が始まる1週間前から、早起きをして体を動かし、生活リズムを整えて新学期の準備をすることや、ラジオ体操を運動のきっかけにすることなどを目的に、感染症対策を取ったうえで日替わりの会場を用意して行う。
初日の代々木西原公園(渋谷区西原1)に次ぎ2日目の会場となったのは恵比寿ガーデンプレイス(恵比寿4)。早朝の時計広場には周辺住民や児童、親子連れなど約50人が集まった。体操に先立ち、この日参加する東京ダイムの森本由樹、加藤希恵、TOKYO CITY F.C.の松本翼の各選手があいさつ。6時45分になると、渋谷のコミュニティーFM「渋谷のラジオ」から流れる「ラジオ体操第一」「同第二」に合わせて、参加者全員でソーシャルディスタンスを保ちながら体操を行った。
体操の後にはじゃんけん大会が行われ、勝ち残った2人にサンロッカーズ渋谷の選手サイン入りバスケットボールが贈られたほか、各チームのステッカーなどをセットにした記念品が参加者全員に手渡された。
渋谷区スポーツ振興課の村山英樹課長は「ソーシャルディスタンスに気をつけながら、消毒液も用意しているので、皆さん、参加していただければ」と呼び掛ける。
今後の予定は、26日=フレンテ笹塚(笹塚1)、27日=鍋島松濤公園(松濤2)、28日=キャットストリート(神宮前5)、29日=鳩森八幡神社(千駄ケ谷1)、30日=はるのおがわコミュニティパーク(代々木5)。開催時間は各日6時45分~7時。同時刻に「渋谷のラジオ」を聴けば、自宅でも体操を行うことができる。