BiSHなどが所属する音楽プロダクション「WACK」初の展覧会「SCHOOL OF WACK」が8月21日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)4階の「PARCO MUSEUM TOKYO」で始まる。
「楽器を持たないパンクバンド」をうたうアイドルグループBiSH、「GANG PARADE」から分裂し今年4月に活動を始めた「GO TO THE BEDS(ゴートゥーザベッツ)」、「PARADISES(パラダイセズ)」、「Brand-new idol Society(新生アイドル研究会)」の略で現在第3期メンバーの「BiS」、エイベックスとの共同プロジェクト「EMPiRE」、バラエティー番組のオーディション企画から誕生した「豆柴の大群」など8組計41人が参加。
「WACKの学校」をコンセプトに、同社社長で所属グループのプロデュースなども手掛ける渡辺淳之介さんが「校長」、参加アーティストは「生徒」と位置付ける。場内は「美術室」「更衣室」「教室」などをテーマに構成した。
エントランス近くは校長室で、渡辺さんの胸像や渡辺さんが書き下ろした「校歌」のパネルなどを設置。「WACKの事件史」と題した年表では、メンバーそれぞれが直筆したライブなどでの「事件」を紹介。「美術室」はフェルメールやボッティチェリ、ドラクロワらの著名な絵画にメンバーの顔をコラージュしたほか、作品や空間の壁面などにはメンバーたちがイラスト屋文字などをペイントした。
「更衣室」には、靴やテニスのラケット、ぬいぐるみ、書籍など私物が入ったロッカー、各グループのライブ衣装を展示。メンバーたちがペイントした空間の「教室」にはメンバーがランダムで来場し、「お題」に答えるパフォーマンスやゲームを行う。その様子は有料で生配信する。
期間中、10階の「ComMunE」では8組それぞれが考案・監修するかき氷(各1,000円)を販売。館内2階には、渡辺さんがディレクションするアパレルブランド「NEGLECT ADULT PATiENTS(ネグレクトアダルトペイシェンツ)」のポップアップショップも出店する。館外、東急ハンズ側の外壁には、メンバーそれぞれの真顔と変顔を収めた卒業写真風のアートウオールも展開している。
開催時間は11時~21時。今月31日まで。