「青山ファーマーズマーケット」が8月22日から、青山オーバルビル(渋谷区神宮前5)前広場で再開される。主催はNPO法人ファーマーズマーケットアソシエーション(目黒区)。
3月28日以降休止していた同マーケットは、2009(平成21)年から同ビルの隣に位置する国連大学前の広場で毎週末に開催してきた。
新型コロナウイルスの感染拡大だけでなく、局所的な豪雨などによる被害など農家の「苦しい状況」が続く中、販売や発信のサポートができる場が必要と再開を決意。今回、青山オーバルビル前で規模を縮小し再開し、めどが立ち次第国連大学で再開を考えているという。
再開に当たり内閣府が発表した業種別ガイドライン「『飲食料品供給』の卸売市場における対策ガイドライン」と「『生活必需品供給』における小売業の店舗における対策ガイドライン」にのっとり対策を講じ、感染拡大の防止に努める。加えて、当初の段階で出店数を5割ほど減らしソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するほか、試飲試食の取りやめ、必要最低限のスタッフ数での出店依頼(1ブース2人まで)なども行う。マーケットの出入り口や各ブースにはアルコール消毒液も設置する。
出店するのは、農薬・化学肥料を使わず野草を発酵させて畑に還す自然循環農法を行っている千葉のBugrass Farmers、無肥料・無農薬の自然栽培を作る淡路島の農家グループ「ビオアグリ」、有機自家栽培する小麦を使うパンを作る「山羊さんの贈り物」、クラフトホットソース専門店「Hot Sauce Bar」、農薬・添加物不使用で天日干ししているドライフルーツ店「Lapis lazuli」など、各日約20店。
再開を機に、プラスチック製レジ袋を廃止する。マイバック持参を呼び掛けるほか、忘れた際は無料で貸し出し次回買い物時に返却する仕組み「ブーメランバッグ」を活用する。
開催日は22日と23日。開催時間は10時~16時。