ラーメン店「人類みな麺類 東京本店」(渋谷区恵比寿西2)が7月、恵比寿西口・五叉路近くにオープンした。経営はUNCHI(大阪市淀川区)。
同ブランドをはじめ「くそオヤジ最後のひとふり」「世界一暇なラーメン屋」などラーメン店を中心に出店を続けている同社。今年3月、米ニューヨークに2店舗を出店するも新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉店。来年再挑戦するに当たり、国内で「ブランドを高めよう」と今年、都内に5店舗の出店を計画。恵比寿の店舗はその第1弾で、「おしゃれ」で「美食家も多い」などの観点で決めたという。
店舗面積は2フロア計約80平方メートル。席数はテーブルを中心に2フロア計30席を用意。店舗は「古民家風」で、「化石」「恐竜」をテーマに、のれんに化石のイラストをあしらったり店内に卵をディスプレーしたりししている。
「人類みな麺類」は、10歳ごろからラーメン店出店を考え、16~17歳ごろから毎日ラーメンを食べ歩いていた松村貴大社長が2012(平成24)年、大阪に1号店をオープンしたブランド。ブランド名は「人類はみんな麺類好きだよね」という思いから名付けたという。
うどん粉を使い「プリプリでコシのある」食感に仕上げる麺は自家製で、うどんのように店内で足踏みしている。圧力鍋で3時間ほど煮るチャーシューは柔らかい状態で提供することにこだわり、一度に作り置きせず店内で煮続けているという。メニューは、カツオを使った香味油にしょうゆの「甘みを生かした」という「らーめん原点」、鶏ガラしょうゆベースのスープにアサリやシジミを使う「らーめんmacro」(8月16日まで税別900円)など。
オープン後は20~30代などの若者が中心で、現在も行列ができているという。松村社長は「東京本店ではチャーシューを2枚のせているので、ラーメンのチャーシューを食べに来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時30分~21時(チャーシュー売り切れ次第終了)。店舗はオープン30分前から消毒清掃しているほか、入店時にはアルコール消毒を呼び掛け、テーブル席にはアクリル板を設置するなどしている。