ライフスタイル型ホテル「THE AOYAMA GRAND HOTEL」(港区北青山2)が8月5日、青山通り沿いの複合ビル「the ARGYLE aoyama(ジ アーガイル アオヤマ)」にオープンした。経営は国内外でホテル・レストランを展開する「Plan・Do・See」(千代田区)。
同社が初めて東京で展開するホテルはビルの3階・4階、16階~20階に位置。3階には、ホールやテラスなどで構成し約300人規模のイベントに対応する同社運営のイベントスペース「AOYAMA GRAND HALL」も併設する。
ホテル内には5店の飲食店が出店する。4階=カジュアルダイニング「THE BELCOMO」、厨房(ちゅうぼう)を囲むカウンター席で構成する和食店「SHIKAKU」、19階=江戸前ずし「青山 鮨(すし) かねさか」、20階=メインダイニングとなるイタリアン「TRATTORIA ANDREA ROSSI」(今秋オープン予定)、ルーフトップバー「THE TOP.」。
客室は42室。「ミッドセンチュリースタイル」の客室で、スタンダードクイーン(30平方メートル)、デラックス(ツイン=45平方メートル、48平方メートル、キング=42平方メートル)、大理石のバスルームなどを設けるスイート(56平方メートル)などを用意する。バスアメニティーには、日本のホテルで初めてというコスメブランド「oltana(オルタナ)」を採用。精油と日本の発酵技術に着目し、原材料から製造まで日本産にこだわり同ホテル用に開発したという。
施設内には、宿泊者専用のフィットネスルーム(6時~24時)や、早朝の到着や遅い時間のフライトなどで東京を離れる宿泊者向けのシャワールームも設ける。宿泊料は6万円~12万円(1室2人利用時の1人1泊の料金)。
チェックイン=15時、チェックアウト=13時。飲食店の営業時間は店舗により異なる。
同ビルは、三菱地所が商業施設「青山ベルコモンズ」跡地で開発が進められてきた複合ビル。敷地面積は約2264平方メートル。建物は地下2階~地上20階で、延べ床面積約2万3123平方メートル。ホテルのほか1・2階階に飲食・物販テナントが順次オープンしているほか、5~15階はオフィスフロアとなっている。