ポケットモンスター(ポケモン)と米アーティスト、ダニエル・アーシャムさんがコラボレーションした展覧会「Relics of Kanto Through Time」が8月1日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)4階の「PARCO MUSEUM TOKYO」で始まる。
ポケモン(港区)が初めて現代アーティストとコラボレーションするアートプロジェクトの一環で、ユニクロのTシャツ「UT」とのコレクション、同展のキュレーションを担当するギャラリー「NANZUKA(ナンヅカ)」(渋谷2)での展示に続き第3弾となる。
1980年米オハイオ州生まれアーシャムさんは、名門芸術大学クーパーユニオン卒業。現在はニューヨークを拠点に活動している。「Fictional Archeology(フィクションとしての考古学)」をコンセプトに、立体作品、ペインティング、インスタレーション、パフォーマンスなど幅広く手掛けている。過去にピカチュウのぬいぐるみに着想を得た作品を制作したこともあり、コラボレーションアーティストに選ばれた。
石こうや水晶などで作る「3020年に発掘した」ポケモンの立体作品を展示。アーシャムさんの作品はカラーバリエーションがあるが、展示作品は白で統一した。並ぶのは、ヒトカゲやゲンガー、ロコンなど「カントー地方」のポケモン、「ポケモン図鑑」、「モンスターボール」。「洞窟の中で発掘した」様子を表現したインスタレーションでは、サトシとピカチュウ、ミュウツーの銅像を展示している。
NANZUKAが運営するギャラリーを併設する2階の「2G」では、紫色のロゴやピカチュウ、ゼニガメ、プリンの立像を展示。公園通り側の店頭広場には、ブロンズ製の高さ2メートルのピカチュウも展示している。
現在の開催時間は11時~21時(最終日は18時まで)。入場料は700円(日時指定入場制、空きがある場合は当日券を用意)。8月16日まで。