2018(平成30)年から架け替え工事が進められてきた渋谷駅西口の歩道橋「渋谷駅西口歩道橋」が全ての工事を終え、7月31日、全面通行が始まる。
国土交通省が事業者と連携し、渋谷駅周辺の大規模再開発と並行し進めてきた基盤整備事業の一環。アクセス・利便性の向上やバリアフリー化を目指し、渋谷駅南街区(渋谷ストリーム)・駅街区(渋谷スクランブルスクエア)の再開発事業と並び進めてきた「渋谷駅東口歩道」の架け替え工事が大詰めを迎えていた同年11月、西口歩道橋の再整備にも着手した。
架け替え工事は、旧「東急プラザ渋谷」跡の再開発地区(現・渋谷フクラス)の角にあった国道246号線(以下246)沿いの階段部分を皮切りに、階段や橋桁の閉鎖・撤去や新たなデッキを取り付けるなどの作業を段階的に進めてきた。完成後は、歩行者空間が整備前の約1.5倍の広さとなるロの字形デッキとなり、標準幅員は従来の約3.5メートルから約4.8メートル、最も広い場所で10.8メートルと、大幅に拡幅する。
桜丘口側にはエレベーターを整備するほか、デッキは渋谷フクラス内の通路とも直結し、バリアフリーを含め安全・快適な動線を確保した。将来的には、共に首都高速3号渋谷線の下を通り246を挟み南北をつなぐ東口歩道橋とも直結する予定。
全通路の供用開始は7月31日5時。