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新・渋谷区立宮下公園開園へ 芝生の広場、新設のサンドコートも

「MIYASHITA PARK」外観(屋上部分が渋谷区立宮下公園)

「MIYASHITA PARK」外観(屋上部分が渋谷区立宮下公園)

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 再整備を経て新しい渋谷区立宮下公園(渋谷区渋谷1)が7月28日、開園する。三井不動産と西武造園から成る指定管理者「宮下公園パートナーズ」が運営・管理する。

MIYASHITA PARK 渋谷駅方面のエントランス付近

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 1953(昭和28)年に開園し、1966(昭和41)年に整備された公園の経年劣化・耐震性問題解消やバリアフリー動線の確保などを目的に再整備をしてきた同園。渋谷区と三井不動産(中央区)がパブリックプライベートパートナーシップ(PPP)を結び、3階建ての施設の屋上部分に公園を整備し、その下に商業施設・駐車場を一体的に整備する「立体都市公園」となる。

 明治通りに沿い南北方向に伸びる全長約330メートルの空間で、面積は1.08ヘクタール。再整備前は南北2つの街区に分かれていた公園は、美竹通り頭上の連絡通路も含め一体化し、フルフラット、バリアフリーな空間となる。路面から直結する階段3カ所、商業施設内を通るエスカレーター3カ所、エレベーター3カ所(5基)でアクセスできる。

 旧・宮下公園で親しまれた来たスケートパークやボルダリングウオールに加え、サンドコート仕様の多目的運動施設を新設するほか、芝生の広場も整備する。スポーツ施設は、悪天候時は利用できない。公園内のカフェ区画には「スターバックスコーヒー」が出店する。

 スケートパークは1面で480平方メートル。スケートボードとインラインスケートが利用できる。定員は最大30人。ボルダリングウオールは幅8メートル×高さ5メートル×奥行き2メートル。専門スタッフが滞在し、レクチャーする。いずれも利用は2時間制で利用料は一般1,000円(渋谷区民は500円)、小中学生480円(同240円)。定員は最大20人(当面の間入場規制する)。当日受け付け。

 サンドコートは1面で684平方メートル(36メートル×19メートル)。ビーチサッカー、ビーチバレー、ビーチテニス、ビーチフィットネスなどサンドスポーツ全般で利用できる。利用は5人以上の団体のみ。利用料は、9時~12時=1時間1万3,000円(渋谷区民は6,500円)、12時~18時=同1万7,000円(同8,500円)、18時~22時=同2万円(同1万円)。照明使用料は30分600円(同300円)。事前申込制。

 芝生の広場は約1000平方メートルでイベント利用もできるスペースとなる。ハイヒールなど芝生を痛める恐れのある履き物や、落下の恐れのあるボールなどの使用は禁止となる。

 新型コロナウイルス感染拡大防止策として、公園に直結する階段にスタッフを配置し人数のカウントなどを行い、混雑状況に応じて入場制限を行うほか、区が7月1日から展開しているコミュニケーションアプリ「LINE」を活用した「新型コロナあんしんチェックインサービス」のQRコードも用意。併設する商業施設と連携して、アルコール消毒の用意などでも対策を講じる。

 地階の駐車場は375台を整備する(詳細は未発表)。1階~3階に位置する商業施設「RAYRD(レイヤード)MIYASHITA PARK」は7月28日から順次、ホテル「sequence(シークエンス)MIYASHITA PARK」は8月1日に、それぞれ開業する。

 開園時間は8時~23時(スポーツ施設は9時~22時、オープン当日の開園時間は準備などで遅れる見込みで、セレモニーなどは行わない)。12月29日~1月3日は休園。

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