スパイラルは6月22日より、金属を使った巨大な作品を制作する彫刻家、西野康造氏の作品展「空のかたち」を1階スパイラルガーデンで開催する。同氏は、1980年から主にパブリックアートの分野で活躍し、野外展示で評価が高い京都府在住の作家で、会場内のかすかな空気の流れを取り込んで、ゆるやかに動く巨大な彫刻が特徴。会場では、アトリウムからギャラリーにかけて約7メートルの3つのパーツで構成され、モビールを逆さにしたような形態の全長約15メートルの巨大なチタン合金の作品を展示する。また、ギャラリーからスパイラルカフェにかけては直径9メートルの円形作品を設置し、鑑賞者やカフェにいる人々の頭上でゆるやかな動きを見せる。6月23日には、同氏と金属研究者である東京工業大学助教授の熊井真次氏によるトークイベントも開催。トークイベントの参加は無料だが電話予約が必要。展示は7月10日まで。(写真は新作模型「空のかたち」撮影:市川勝弘)スパイラル