表参道交差点そばに7月17日、商業施設「H-CUBE MINAMIAOYAMA(エイチキューブ南青山)」(港区南青山5)が開業する。
オルビスのコンセプトショップ「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」の外観
阪急阪神不動産(大阪市北区)が開発を進めてきた同所。同社グループは「阪急阪神ホールディングスグループ長期ビジョン2025」で首都圏での事業展開を重要な戦略の一つとして掲げ、都心立地での開発・賃貸事業に取り組んでいる。
敷地面積は487.18平方メートル。地下1階~地上2階建てで、延べ床面積は818.47平方メートル。施設名は、同社の頭文字「H」に建物の形である「CUBE」を組み合わせて命名した。
出店するのは2店舗。「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」は、美容ブランド「オルビス」初の体験特化型のコンセプトショップ。1階では、スキンケアやインナーケア、メーキャップ商品などを購入できるほか、自身の肌の状態を知る方法やビューティーアドバイザーが洗い方などを伝えるエリア、「オルビスユー ローション」の詰め替え用の空ボトルに名前などを印字するサービス(2,750円、ボトルと詰め替え用ローションセット)を展開。店頭にはジュースバーも併設し、野菜と果物などを使うジュース(カップ650円、ボトル1,200円)やハーブティーなどのホットドリンク(500円)を販売する。
2階はアプリ会員限定の「メンバーラウンジ」で、同ブランドのスキンケアアイテムやメーキャップアイテムを自由に試せる個室のパウダールームを備えるほか、事前予約制で、肌に合うファンデーションカラーチェック(1,000円)、スキンケアレッスン(500円)などのワークショップ、フェイシャルやパーツマッサージを行うトリートメントサロン(6,000円、価格は全て税別)を展開する。営業時間は10時~20時(ジュースバーは8時~)。
9月4日には、表参道・青山通り沿いの国内旗艦店が8月で閉店する「ブルックス ブラザーズ」が出店予定。表参道店は3フロアで展開。全面ガラス張りで採光性を高めるほか、フロアごとにキーカラーを変えるなど、「新しいブルックス ブラザーズを感じられる」アプローチを図る。メンズ・ウィメンズを扱い、地上1階にウィメンズ売り場を設けることでウィメンズのラインアップ強化も図るという。