JR東日本東京支社エリア内の全78駅の「駅のスタンプ」が7月8日にリニューアルし、スクランブル交差点などのモチーフをデザインした渋谷駅の新スタンプも登場した。
JR東日本ではこれまでも、山手線や中央線などの各駅にその街ならではの絵柄をあしらった「駅のスタンプ」を設置し、全77駅で展開。今回、3月に開業した新駅「高輪ゲートウェイ」駅も加え78駅のスタンプとして一斉リニューアルした。
新スタンプは日本古来の家紋に着想を得て、各駅の社員がアイデアも出した。駅名の漢字一文字を、駅やその地域の歴史や特徴などを表現したシンボルなどを組み込んでデザインし、四角で囲んだ駅名と一番下に英字の駅名を添えた。フレームは六角形・丸・八角形・四つ丸輪の4種類で、色は赤・朱・緑・青・紫の5色で構成する。
渋谷駅のスタンプは、金王八幡宮の図柄をあしらった従来のものを一新。色は赤で、丸のフレームに「渋」の文字を全面にあしらい、「×」のようにも見える右下の旁(つくり)をスクランブル交差点で表現。忠犬ハチを想起させる犬の足跡もデザインした。
恵比寿駅の一文字は「恵」で、フレームは四つ丸、色は紫。七福神の恵比寿天を思わせる帽子のモチーフを魚のモチーフをあしらい、右側にはビールジョッキの絵も。六角形のフレームと緑色を採用した原宿駅は「原」の一文字を取り、大正期の西洋風建築が親しまれた旧原宿駅のシンボルの一つだった風見鶏のモチーフが特徴となっている。
各スタンプの設置場所は、渋谷駅=南改札「みどりの窓口」内、恵比寿駅=西口「みどりの窓口」内、原宿駅=表参道口「みどりの窓口」正面。