飲食に特化した商業施設「JINGUMAE COMICHI(じんぐうまえ こみち)」(渋谷区神宮前1)が9月11日、原宿駅近くにオープンする。
大和ハウスグループのフジタ(千駄ヶ谷4)が昨年1月から開発を進めていた新築の複合施設内の1階・2階で展開する「じんぐうまえ こみち」。今年6月18日に完工したビルは1階~5階建てで延べ床面積は約2965平方メートル。3階~5階はオフィス区画となる。
出店する18店が施設内の「小径(こみち)」を挟んで軒を連ねる。全店にテラスを設け開放感を演出するほか、屋外とつながることで一つの街を連想させるような空間に仕上げる。新しい生活様式に合わせ、ケータリングや取り寄せ、テークアウトでの販売も目指していくという。
ミシュランガイドで1つ星を獲得したフレンチ「シンシア」(千駄ヶ谷3)が新たに提案する「サステナブルシーフード」を使った料理のカジュアルレストラン「Sincere BLUE(シンシアブルー)」や、フレンチ「オルグイユ」(港区南青山4)の新業態で仏アルザス地方の郷土料理「タルトフランベ」などを提供する「La Colere(ラ・コレール)」、アパレルメーカー「ダディアンドサン」(新宿区)初の飲食店となる「ikuru」、めんたいこメーカーとしてしられる「やまやコミュニケーションズ」(福岡市)が手掛けるギョーザや焼き鳥などを提供する「博多やまや」、オンラインショップ「もとむのカレーパン」が手掛けるトラットリア「MOTOMU’S BY KAPPA」が新業態として出店。
東京初出店となるのは、有機野菜や石垣牛を使った料理を提供する「有機野菜と石垣牛のお店 FROM FARM」、米ポートランドから直輸入するクラフトビールやりんご酒「ハードサイダー」などを提供する「BEER CELLAR SAPPORO」、1945(昭和20)年創業の茶店から誕生した日本茶ブランド「USAGIYA」、沖縄で4店舗展開する沖縄料理専門店「嘉例(カリー)酒場ワンダーキッチン」、昼には北海道産野菜を中心に使うランチ弁当を販売し夜は産地直送の魚介などを使う料理などを提供する「魚貝と野菜サッポロさんど。」、鹿児島の黒豚と焼酎をメインで提供する「黒豚・地鶏ダイニングSATSUMA」。
そのほか、代々木上原駅前で40年営業する「大衆酒場ジャンプ」、国産食材をメインに使い「油少なめ」の調理法で作る中華料理「美食中華蓮花」、鹿児島から直送する魚を中心に使う「パーラーじゃりンこ」、ミシュランガイドでビブグルマンを獲得した「ギョウザマニア」の姉妹店「小籠包マニア」、動物性食材や化学調味料を使わず「エシカル&ラーメン」をコンセプトに掲げる「Noodle Stand Tokyo」、昼には焼きスパゲティを提供し夜は多国籍バルとして営業する「ローマ軒」、「立食い寿司(ずし)根室花まる」も出店する。
営業時間は未発表。