渋谷センター街に今冬、スウェーデン発家具チェーン「IKEA(イケア)」の都市型店舗(渋谷区宇田川町)がオープンする。イケア・ジャパン(千葉県船橋市)が6月16日に発表した。
6月にオープンした初の都市型店となる原宿店には「コンビニ」も
イケアは郊外を中心に店舗を展開しているが、2月に同社初の法人・ビジネスオーナー向けのプランニングスペース「IKEA for Business」(道玄坂2)、今月8日には原宿駅前に初の都市型店を出店するなど、都市部への出店を進めている。
都市型店舗2店舗目となる「IKEA渋谷」は、かつて「HMV渋谷店」が出店していた場所で、昨年10月に閉店した「FOREVER21渋谷店」跡の高木ビルに出店。バスケットボール通りと井の頭通の2方に面する好立地となる。1階~7階に展開する同店の面積は約4800平方メートル。
同社代表取締役社長兼Chief Sustainability Officerのヘレン・フォン・ライスさんは「都心部への出店が続き、さらに多くの東京の皆さまにお会いできるのを楽しみにしている。渋谷は東京の発展の中心で、未来が創造される場所。その一部になることができ、とてもうれしい」と喜びを表現し、同店について「先日オープンしたイケア原宿の都心型店舗のコンセプトの延長線上にある。ホームファニッシングのアイデアや都市での暮らしに便利な商品の買い物を楽しんでいただける」と説明。「サステナブルなフードも楽しめる」と飲食の展開も想起させる。
営業時間は未発表。同店オープンに向けイケア・ジャパンは6月18日から、約170人の正社員(短時間正社員)を募集する。