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「渋谷のラジオ」運営NPO理事長バトンタッチ より地域に根ざした放送局目指す

箭内道彦現理事長(左)と西樹新理事長(右)

箭内道彦現理事長(左)と西樹新理事長(右)

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 渋谷区を放送エリアとする地域コミュニティーFM「渋谷のラジオ」(渋谷区渋谷3、FM87.6MHz)の運営事業者であるNPO法人「CQ」の理事長が、新しい会計年度を迎える7月1日、箭内道彦現理事長から新理事長にバトンタッチされる。

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 新理事長には、開局以来、「シブヤ経済新聞ニュース」「渋谷文化プロジェクト」「超!シブヤ経済新聞」等の番組で継続的に連携・出演するほか番組審議委員を務めてきた、シブヤ経済新聞編集長の西樹(にしたてき)を迎える。併せて、箭内現理事長は同日付で名誉局長に就任し、引き続き番組への出演や助言などを通じて同局の運営に参画していく。

 渋谷のラジオは2016(平成28)年4月の本放送開始以来、「ダイバーシティ、シブヤシティ」をスローガンに掲げ、渋谷にまつわる多彩なゲストが数多く出演する番組をラインアップ。「聴くラジオから、出るラジオへ」という箭内理事長の方針の下、「出演者とリスナーとがフラットにつながる、ローカルで顔の見える放送局」としてユニークな運営を続けている。

 開局以来、渋谷のラジオが築いてきたコミュニティーや人のつながりを礎にしながら、5年先、10年先の未来に向け、より一層地域に根ざした放送局を目指す「第二幕」としての新たな歩みを踏み出すため、今回、新しい体制へバトンタッチを行う。

 新理事長の西は2000(平成12)年に広域渋谷圏のビジネス&カルチャーニュースを配信する情報サイト「シブヤ経済新聞」を創設し、以来20年間にわたり、渋谷の新しい動きを発信し続けてきた。現在は、海外を含む120エリアを超える地域ニュースサイトから成る「みんなの経済新聞ネットワーク」も運営している。

 長谷部健渋谷区長は「渋谷のラジオは、地域の特長や多様性を生かしたコミュニティーFMとして誕生し、ここまで成長してきた。これからも、さらに多くの区民が参加し、そして聴取する、より一層地域に根ざした放送局としての発展を期待している」とメッセージを寄せる。

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