Bリーグ・サンロッカーズ渋谷のベンドラメ礼生選手が、オリジナルTシャツの売り上げを「しぶやこどもごはんプロジェクト」に寄付することを明らかにした。
新型コロナウイルスの影響が広がる中、多くの人から応援を受けるアスリートとして、チームやチームに関わる人、地域のために「何かできる支援はないか」と考えていたベンドラメ選手。今回は、チームのホームタウンでもある渋谷区で、「地域コミュニティーを支える」飲食店と「未来ある」子どもに関わる同プロジェクトを支援する。
子どもを持つ親や飲食店の支援を図る同プロジェクトは、恵比寿エリアの情報メディア「恵比寿新聞」が運営。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自宅で食事をする機会が多くなる中、地域の飲食店が子ども用の弁当(基本300円)を販売することで、食事を用意する負担の軽減を図る取り組み。参画する飲食店を支援(1口3,000円~)することもでき、寄付金は弁当の食材やパッケージ費などに活用される。
4月26日~5月6日に受注販売したオリジナルTシャツは、天皇杯優勝を記念したチャンピオンズリングを着けたベンドラメ選手の突き出した拳が強調されたモノクロ写真を前面の胸元に、背面の襟元にはバーコードと2019-20シーズンを共に戦った選手たち15人の背番号をプリント。Tシャツの発注をはじめ梱包などの作業もベンドラメ選手自らが行った。
ベンドラメ選手の寄付は約3400食分の食事になるといい、弁当を販売する飲食店は6月2日から同プロジェクトのサイトで公開する。
ベンドラメ選手は「まだしばらくは思うようにならない毎日が続くが、この活動を通して多くの子どもたちに、渋谷のプロの味の食事を楽しんでもらいたい。そして、一日も早く、今回の支援に賛同してくれた皆さんや地域の皆さんが、渋谷の店で楽しく集える時が来ることを願っているし、僕もその日を楽しみにしている」とコメント。自身のツイッターでは「#第2弾に備えろ」と、今後もさまざまな活動に取り組む姿勢を見せている。