SHIBUYA109(以下109、渋谷区道玄坂2)や東急百貨店本店(同東急本店、道玄坂2)、渋谷パルコ(宇田川町)などが6月1日、営業を再開する。緊急事態宣言解除を受け5月26日、発表した。
109とMAGNET by SHIBUYA109(以下MAGNET、神南1)では、出入り口を1階の正面に集約し入館時にはサーモグラフィーによる検温を行い、混雑状況に応じて入場規制や館内の一方通行化も検討している。
館内各売り場ではソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するためPOPを掲出するほか、運営するSHIBUYA109エンタテイメント(道玄坂1)直営の食フロア「MOG MOG STAND(モグモグスタンド)」(109)、「MAG7」(MAGNET)では共用部の座席を無くすことも検討中という。従業員の入館時にも検温を行うほか、マスクの着用や定期的な手洗い・消毒を呼び掛ける。
当面の営業時間は11時~19時(テナントとして入居する飲食店やエンターテインメント施設、サービス店舗の一部は休業を続ける店も有るほか、営業時間も一部異なる)。
東急本店は今月11日から地下1階の食品フロアの営業を再開していたが、1日以降は全館で営業を再開する。渋谷ヒカリエ(渋谷2)内の商業施設「ShinQs(シンクス)」では地下2階・3階の食品売り場「東横のれん街」が今月25日にオープン。地下1階~地上5階も1日に営業を再開する。
運営する東急百貨店(道玄坂2)では、出勤前に検温するなど健康状態の確認や手洗い・消毒の「徹底」などを従業員に呼び掛けるほか、一部の売り場ではフェースシールドを着けて営業。レジには飛沫(ひまつ)防止のパーテーションを設置し、つり銭返却にはトレーを使うなど、安心・安全への取り組みを行う。来店客にはマスクの着用や入店時の手指消毒も呼び掛ける。
当面の営業時間は共に11時~19時(一部営業再開を調整中のテナント有り)。
渋谷パルコでは、主要な出入り口にアルコール消毒を用意するほか、館内の手すりやドアノブ、従業員が利用するバックヤードなどは定期的に巡回消毒を行うという。インフォメーションカウンターでは飛沫防止パネルを設置。インフォメーションのスタッフや巡回警備員、ショップスタッフはマスクを着用して対応する。
来店客にはマスクの着用や、トイレのハンドドライヤーの利用を停止するためハンカチの持参を呼び掛けるほか、売り場や通路などでのソーシャルディスタンスの確保や、エスカレーターでは前後の来店客と感覚を空けて利用することなども「お願い」する。混雑状況に応じて、入店制限する可能性もある。
当面の営業時間は11時30分~19時30分(飲食店は22時まで、一部店舗により異なる場合有り)。営業再開に当たり、無観客でのライブ・トークショーなどのイベントも予定している。