ワークシェアリングアプリ「Taimee(タイミー)」を展開するタイミー(渋谷区道玄坂1)が5月19日、フードデリバリーサービス「タイミーデリバリー」のベータ版を「LINE@」で公開した。
タイミーは「働きたい時間」と「人手が足りない時間」をマッチングさせるアプリとして2018(平成30)年に誕生。アプリを活用する事業者の5割以上が飲食店というが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でデリバリーを導入する店も増える中、「飲食業界の現状の課題に寄り添う」デリバリーサービスとして新サービスを立ち上げた。
タイミーデリバリーは、配達を他者に委託するのでは無く、出前と同じように注文を受けた飲食店のスタッフが料理を注文客の元に届けるスタイルを採用。そうすることで、時短営業などで働けていないアルバイトなど労力の活用など「雇用を守ることができる」ほか、飲食店のスタッフが届けることで「サービスの質が担保できる」と考える。
既存のフードデリバリーサービスでは、デリバリー価格が店頭価格より高く設定されていることが多いが、「タイミーデリバリー」では店頭価格でデリバリーを行う。出前形式を採用することで配送料も飲食店の売り上げになることに加え、同社は同サービスのシステム利用料を「極力抑える」ほか、「どのようなルートで配達すると効率がいいか」配送効率を上げる提案もすることで同一価格を実現した。
ベータ版の配送対象エリアは渋谷区・目黒区・世田谷区・六本木エリアと大阪・梅田エリア。渋谷区内は15店の飲食店が掲載されている。
開始を記念し6月23日までの間、通常1回の注文で300円掛かる配達料を1,000円で何回でも注文できるキャンペーンを行っている。
アプリ「タイミーデリバリー」は6月23日、提供開始予定。