渋谷の風景など現実世界にアニメ「攻殻機動隊SAC_2045」の世界を合成した体験イベント「UNLIMITED REALITY」が4月23日、オンラインで始まった。
主催はKDDI(千代田区)、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会が主幹事業者となる「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」。同プロジェクトでは、IT企業が多く点在し「カルチャーの発信地」である渋谷を舞台に、5G時代に体験できるエンターテインメントコンテンツの提供を図る。
同イベントは当初、渋谷の街なかで実際に体験するイベントとして行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う社会情勢を鑑み、自宅でも体験できるコンテンツに変換した。
ユーチューブでは、街なかでカメラ付きXR(ARやVRなどの総称)ゴーグルを着けて体験する予定となっていた「渋谷複合現実化ミッション」を、360度のVR映像化したコンテンツを公開。体験者は「公安9課」の新人となり、何者かにハッキングされた渋谷の街を舞台に草薙素子やバトーが犯人と戦うオリジナルストーリーを見ることができる。スマートフォンにVRゴーグルを着けて体験すると没入感を得ることができる。
同プロジェクトのインスタグラム(@shibuya5g)では、草薙やバトー、荒巻大輔の顔が合成されるフェースフィルターを用意するほか、アプリ「STYLY」でを通して多脚思考戦車「タチコマ」のARを見ることができるコンテンツも展開する。
同プロジェクトに参画する企業や関係企業のツイッターアカウントでは、草薙素子やバトーなど主要キャラクター6人のARが見られるリンクを日替わりで投稿。写真を撮ってキャラクターを集め、ハッシュタグ「#公安9課メンバーを集めろ」と共にシェアした人抽選で100人にファッションブランド「F-LAGSTUF-F」が手掛けたコラボTシャツを進呈する(5月10日まで)。
5月31日まで。