渋谷を拠点とする3人制バスケットボール「3x3（スリー・エックス・スリー）」のプロチーム「TOKYO DIME（東京ダイム）」が4月17日、スポーツギフティングサービス「Unlim（アンリム）」に参加した。

　ミクシィ（渋谷区渋谷2）と一般財団法人アスリートフラッグ財団（同）が2月に始めた同サービスは、参加するアスリートやチームを金銭的に支援するサービス。ファンは、同財団に寄付した金額に応じて参加するアスリートやチームに「応援ポイント」を贈ることができる。1度に寄付できるのは10円～30万円で、1円＝1ポイント換算となる。寄付金は、財団が金額の67％～83％をアスリートやチームに支援金として支払うほか、一部は公益性のあるスポーツ振興団体や財団の運営費などにも配分する。

　「渋谷から世界へ！」をスローガンに掲げる東京ダイムは、2014（平成26）年に5人制バスケのプロリーグ「Bリーグ」の現役選手でもある岡田優介さん、お笑いコンビ「麒麟（きりん）」の田村裕さん、お笑い芸人・大西ライオン（大西功二）さんが設立したチーム。国内屈指の選手が所属し、国内外の大会に積極的に出場するなど国内の3x3をけん引するチームの一つ。

　ミクシィが東京ダイムのユニホームスポンサーを務めている縁があるほか、「3x3のトップチームとしてスポーツ界へのギフティング文化の醸成に貢献できる」と考え、同サービスへの参加を決めた。集まった支援金は、主に選手の環境改善や地域貢献事業への資金として使う予定で、チームの強化にもつなげたい考え。

　岡田さんは「昨今の社会情勢はスポーツ業界にとっても非常に厳しい状況ではあるが、今こそスポーツおよびアスリートの新しい価値の創造が必要となるステージだと考えている。その歴史的な転換点となる移行過程において、ファンの皆さまの力が必要となる。応援の力によってこれまでの限界を超えて『Unlimited』に成長し、さらに大きな価値を返していきたい」とコメントを寄せる。