外出自粛中は映画やドラマを視聴――ファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」を主催するW TOKYO(渋谷区神宮前5)が4月16日、新型コロナウイルス感染症に関する若年層女性の意識調査の結果を発表した。
3月28日・29日の1都4県への外出自粛要請を受け、同都県住む女性16 歳~25 歳の東京ガールズコレクション公式メディア「girlswalker(ガールズウォーカー)」読者を対象にウェブアンケートで調査を実施した。調査期間は4月2日~7日。有効回答数は592で、うち高校生は12.2%、大学・高専・専門学生は44%、専業主婦・無職は1%。
回答者の9割以上が新型コロナウイルスの感染予防として手洗い・うがい、アルコールによる消毒、外出時のマスク着用をしているほか、「人が多い所にはいかないようにしている」(84.5%)「できる限り外出は控えるようにしている」(78.9%)と外出自粛に対する意識の高さも見られる。
自粛したもの・ことについては、約8割が「イベントやライブ」と答えたほか、旅行(69.2%)、食事や飲み会(59%)、学校の行事(50.5%)と続く。「仕方がない」という思いはありながらも、卒業式や卒業旅行、入学式などが中止になり「残念」「悔しい」という声も挙がった。それでも9割以上が外出自粛は必要(絶対に必要=76.1%、必要=14.2%)と回答していた。
降雪も見られた最初の外出自粛要請が出た3月28日・29日の過ごし方として最も多かったのは「映画やドラマなどを視聴した」(71.1%)で、テレビ(56%)や動画共有サービス(49.8%)を視聴した人も多かった。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の人気ソフト「あつまれ どうぶつの森(あつ森」で遊んでいた人や、オンライン会議アプリ「zoom」を使ったオンライン食事会、美容に時間を使ったという人もみられた。
仕事などで外出した人は23.1%だったほか、テレワークやオンライン授業など、外出自粛による職場・学校のオンライン化は約13%にとどまっていた。
新型コロナウイルス収束後に「やりたいこと」として最も多く挙がったのは「友達と会う(25.7%)」で、10人に1人は東京ディズニーリゾートに、20人に1人はカラオケに行きたいと回答したという。