緊急事態宣言後初の週末を迎えた4月11日、JR渋谷駅の利用者数が前年の同時期と比べ98%減ったことが明らかになった。いずれも定期券以外のICカードや切符などを使った利用者の数で、山手線全体の利用者数も前年の同時期と比べ85%減と大幅に減少した。
JR東日本が同13日に発表した集計によると、首都圏の主要駅ではほかに、東京駅が93%減、新宿駅も89%減となり、商業施設の臨時休業や不要不急の外出自粛が数字にも表れる形となった。
首都圏(支社=東京・大宮・横浜・千葉・八王子)の在来線では、宣言後の平日4月8日~10日の3日間で、定期券全体の利用者数が前年の同時期と比べ50%、緊急事態宣言が出される前の週と比べ26%、それぞれ減ったほか、山手線の朝の通勤時間帯の利用者も2月頭と比べ60%減、宣言前の前週(今月1日~3日)と比べると35%減まで減ったという。
定期券以外の利用者数では、平日3日間で東京駅が85%減、新宿駅が78%減、渋谷駅が76%減となった。