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老舗古着店「シカゴ表参道店」が閉店 再開発に伴い37年の歴史に幕

3月24日に閉店した「シカゴ表参道店」外観

3月24日に閉店した「シカゴ表参道店」外観

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 表参道沿いの古着店「シカゴ表参道店」が3月24日、閉店した。

「スーパーマーケット」のように古着が並ぶ店内の様子

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 古着販売などを手掛ける「原宿シカゴ」(本部=茨城県稲敷市)が1983(昭和58)年11年にオープンした同店。表参道と明治通りが交わる神宮前交差点の一角にあるビル「オリンピアアネックス」(神宮前6)の1階ファサードにはヤシの木や赤いロゴのネオンサインを掲げ、表参道の街並みにも長年溶け込んできた。

 入り口から階段を下り、地階に広がる店内には、国内やアメリカ、ヨーロッパから買い付けてきた古着と雑貨を所狭しと並べ、「古着のスーパーマーケット」を標ぼう。ジーンズやスエット、ショーズ、ベルトなどの小物や着物など、幅広い品ぞろえとリーズナブルな価格帯で、ファッション好きから観光客まで、幅広い層に親しまれてきた。

 閉店は、同ビルを含む周辺一帯の再開発事業「神宮前六丁目市街地再開発事業」に伴うもの。3000平方メートルを超える敷地を再開発する同事業は1月9日に都から権利変化許可を受け、3月に解体工事に取り掛かり、9月に本体着工、2022年度完工を予定。同事業に伴い、同じく表参道沿いの老舗洋菓子店「コロンバン原宿本店」も2月16日に閉店している。

 原宿シカゴが経営する「神宮前店」(神宮前4)、「竹下店」(神宮前1)、「原宿店」(神宮前6)はいずれも、これまで通り営業を続ける。同社によると今後、閉店した表参道店に代わる新店の出店も予定しているという。

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