ファッションとアートを発信するイベント「渋谷ファッションウイーク(以下SFW)2020春」が現在、渋谷駅周辺で開催されている。
SFWは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、ファッションを通じて渋谷を「国際文化観光都市」にすることを目指して2014(平成26)年3月に初開催。「多様なファッションを生み出してきた渋谷らしさ」という思いを込めた「MADE IN SHIBUYA」をテーマに展開している。
参加しているのは、SHIBUYA109(道玄坂2)、渋谷スクランブルスクエア(渋谷2)、渋谷パルコ(宇田川町)、渋谷マークシティ(道玄坂1)、渋谷マルイ(神南1)、西武渋谷店(宇田川町)、東急百貨店東横店・本店、東急プラザ渋谷(道玄坂1)、hotel koe tokyo(宇田川町)など。各店でファッションブランドのポップアップストアやインスタレーション、アート回遊企画、「緑色」をテーマにしたグルメフェアなどを展開している。
メインイベントとして渋谷の街なかや屋外をランウェーに見立てて行うファッションショーを行っている。今回は、現在工事中の渋谷駅西口地下施設で行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症対策のため無観客にし、ショーはユーチューブで生配信する。ショーを行うのは、末安弘明さんが2014(平成26)年に立ち上げた「KIDILL(キディル)」。1990年代のパンクカルチャーを取り入れたアイテムを展開。渋谷・明治通り沿いに店を構えている。
ファッションショーでは、参加する大型商業施設のスタッフがモデルとしてランウェーを歩くショーも行っていたが今回は中止。「最新」アイテムを収録したルックブックを配布し発信を図る。
SFWは今月31日まで。