東京メトロは4月18日、銀座線・渋谷駅で新改札「ヒカリエ方面改札」の供用を開始する。3月18日に発表した。
今年1月3日に新駅舎の供用を始めた銀座線・渋谷駅は、ホームを東急東横店3階から明治通り上空に約130メートル移設し、併せて乗車用と降車用に分かれていた「相対式」の旧駅舎から、2つの線路に挟まれた「島式」に刷新。改札は、明治通り沿いの高架下に「明治通り方面改札」を新設。ホーム階と同じ3階にも「スクランブルスクエア方面改札」を開設し、JR渋谷駅が1月に「中央改札」近くに新設した「中央東改札」と近接することで、銀座線~JRの乗り換えのショートカット動線の要にもなってきた。
今回新たに供用を始める「ヒカリエ方面改札」は、ホームのある3階と2階の間に位置し、渋谷ヒカリエ2階アーバンコアに直結。渋谷ヒカリエをはじめ、宮益坂方面へのアクセス向上も見込む。自動改札機通路数は3通路(うち幅広自動改札機通路数は1通路)で、自動券売機(改札外)2機、自動精算機1機を設ける。
同駅では今後、ホームドアの設置やホーム床の本設化、スクランブルスクエア方面改札側のトイレ設置などを予定している。
東京メトロでは新駅舎開業に伴い、井の頭線やJRなどとの乗り換えに伴う混雑に対応するため、「混雑状況の見える化」として渋谷駅の混雑状況を公開する実証実験に1月から取り組んでいるが、第2弾として今回、乗り換え連絡通路付近の混雑状況を専用ウェブサイトと東京メトロアプリで配信する実証実験を3月30日に始めることも併せて発表した。JR中央改札付近に設置した専用カメラで利用状況を自動解析し、人型のアイコン表示で4段階の混雑度として表示し、混雑改善につなげる。