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渋谷にスペイン発サステナブルファッションブランド「エコアルフ」 アジア初出店

木や石など持続可能な素材を取り入れる店内(写真はイメージ)

木や石など持続可能な素材を取り入れる店内(写真はイメージ)

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 スペイン発のサステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」のアジア初進出となる旗艦店「ECOALF渋谷」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6712-5178)が3月13日、渋谷・キャットストリートにオープンする。経営は三陽商会(新宿区)。

竹を加工した長いラックなど和のテイストを取り入れる店内

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 2009年に創業したスペインのエコアルフ・リサイクルド・ファブリックス社が展開する同ブランドは、ナイロンやコーヒー、ペットボトル、コットン、ウール、タイヤなどの廃棄物を原料にしたリサイクル素材を使った商品を展開している。2018(平成30)年に発表した成長戦略の中で、「サステナビリティを意識した事業展開により持続可能な社会を目指す」ことを会社の目指すべき方向性として掲げている三陽商会は昨年9月、同取り組みの「中核的な取り組みの一つ」として、エコアルフ・リサイクルド・ファブリックス社との合弁会社エコアルフ・ジャパン(新宿区)を設立し、同ブランドの国内展開を発表していた。

 新しい商業施設のオープンなど、大規模開発で注目を集める「ファッションと文化の街」である渋谷にアジア初となる同店をオープンすることで、「日本におけるサステナブルファッションの拡大」を目指す。

 店舗面積は1・2階の2フロア計80.25坪。「Sharing Ecology」をコンセプトに空間デザイナー坂巻陽平さん(cinema)がデザイン設計を手掛ける店舗には、木や鉄、コンクリート、グリーンなど持続可能な資源を使う。同ブランドの内装は、その都市の「文化やアイデンティティーを重視」していることから、同店では土間を連想させる床や壁、「伊達冠石」の什器、竹を加工したロングラックなど、和のテイストを取り入れている。旗艦店として、1階壁面のディスプレーやスクリーンで流す映像などで商品が作られるまでのリサイクル工程などブランドの思いやメッセージを発信。2階にもスクリーンを設置し、サステナブル関連の講演やディスカッションを定期的に行うスペースとしても活用していく。

 商品は、ウィメンズ・メンズ・キッズ・シューズ・アクセサリー・ヨガのカテゴリーで構成。アパレルは、リサイクルポリエステル(ペットボトル)と綿のミリタリージャケット(2万9,000円)や、リサイクルポリエステル(同)100%のレインコート(3万4,000円)、オーガニックコットン100%のキッズTシャツ(4,500円)など、シューズはリサイクルポリエステル(ペットボトル)100%のスニーカー(1万3,000円)など主力のスニーカーをはじめ、サンダルなども展開。昨秋立ち上がったヨガコレクションは、リサイクルナイロンなどを使うブラ(8,000円)やレギンス(9,000円、価格は全て税別)など、アイテムを拡大していく予定。

 営業時間は11時~20時。2020年度は20店舗の出店を計画し、2025年度には年間60億円の売上を目指す。

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