新型コロナウイルス拡大を受け、広域渋谷圏の百貨店や商業施設などでも営業時間を短縮する動きが広がっている。各店共に、来店客や従業員の健康と安全確保、感染拡大防止に努めるためとし、従業員の時差通勤などにもつなげる。
「渋谷スクランブルスクエア」は3月2日~13日、ショップ(飲食店を含む)と最上階の展望施設「渋谷スカイ」の営業開始時間をそれぞれ遅らせ、ショップ=11時~21時、渋谷スカイ=11時~23時に。12・13階のレストランフロアは通常通りの営業時間とし、同7日・8日も全館通常通り営業する。「東急プラザ渋谷」も同期間、一部店舗を除き営業時間を11時~21時(6・7階と17階SHIBU NIWAは11時30分~22時)とする。
百貨店では、東急百貨店が同じく3月2日~13日、本店と東横店、渋谷ヒカリエ「ShinQs」の営業時間を短縮。本店・東横店は全館11時開店とし、レストラン街の営業はそれぞれ11時~21時30分に。Bunkamuraは2月28日から、主催する公演や展覧会、映画を中止している。西武・そごうは、西武渋谷店を含め全店で3月3日~17日に営業時間を短縮する方向で調整し、週明けにも詳細を発表するという。
「SHIBUYA109」と「MAGNET by SHIBUYA109」は3月2日から当面の間、営業開始時間を1時間を遅い11時とし、「渋谷パルコ」も3月3日~15日、物販を11時~、飲食を22時までと、それぞれ営業時間を短縮する。
「ラフォーレ原宿」は3月2日~15日、閉店時間を1時間前倒して11時~20時に営業。「表参道ヒルズ」も3月3日~3月15日、営業時間を全館11時~20時とし、イベントやキャンペーンなども一部中止が決まっている。