渋谷区は、区立小中学校と幼稚園を3月2日~25日、休校(休園)する。
区では2017(平成29)年から区立小中学校の全児童・生徒と教職員にタブレット端末各1台を配布し、普段から家庭への持ち帰りも認めている。休校期間中は従来通り、タブレットを全児童に持ち帰らせ、家庭学習などで活用する。卒業式は予定通り行う方針で、保護者・来賓は招かず、参列は教職員と卒業生、代表の在校生のみとし、祝辞を紙で貼り出すなどして規模や時間を縮小し感染拡大防止に務める。幼稚園の保護者の参列は幼児に対して2人までとした。
休校期間は春休みに入る25日までとするものの、卒業式などの前日と後期修了式については、各校の判断で必要に応じて短時間であれば登校日を設けることも可能とした。
全区立小学校内に設置する放課後クラブは開所し、原則として就労などの事情で登録する「B会員」を対象に、夏休みなどの長期休業時と同じく各学校の開門時間から18時まで児童を受け入れ、19時30分までの特別延長にも応じる。B会員以外も個別事情を配慮し受け入れに応じるほか、一定の準備期間を経て各校後期給食終了日までは給食も提供する予定。
臨時休校期間中は、不要不急の外出は控えるよう指導するほか、家庭でも手洗いうがいの徹底を呼び掛け。SNSの利用に関するルールや情報セキュリティーについても指導する。区では保育園などの対応についても、ホームページなどで随時情報を更新していく。