将棋をテーマにした人気漫画「3月のライオン」のデザインマンホールが2月26日、「将棋会館」のある渋谷・千駄ヶ谷の歩道に設置された。
全国的にデザインマンホールふたが注目される中、アニメ・漫画関連の観光資源活用を目的に東京都が本年度から区市町村と連携し取り組むデザインマンホール事業の一環。千代田区が御茶ノ水エリアに「お茶の水博士」、世田谷区が砧に「ウルトラマン」など、各自治体ゆかりのアニメ・漫画などのキャラクターをあしらったマンホールふたが年度内に順次設置される中、渋谷区では将棋会館近くの千駄ヶ谷大通り商店街に、「3月のライオン」マンホールが登場した。
26日夜に設置されたのは、同作のキャラクター桐山零、川本あかり、川本ひなた、川本モモ、二海堂晴信、王さまニャーの6種類、計9枚のデザインマンホールふた。いずれも、将棋会館からも近い千駄ヶ谷大通り商店街の歩道に設置した。零は水色、あかりは薄紫色など、キャラクターごとにカラフルな背景色に将棋の駒の絵などをデザインし、「せんだがや」の文字も書かれている。
設置期限などは設けないが、「通常のマンホールふたの耐用年数は15年~20年といわれている。傷ができた場合などはその都度協議していくことになる」(渋谷区区民部商工観光課)という。
デザインマンホールふた設置に伴い、下水道の広報団体「KP(下水道広報プラットホーム)」と連携し「マンホールカード」も制作。通常発行しているものと異なり、カードの背景色がゴールドの「特別版」で、「3月のライオン」のマンホールカードは、通常のマンホールカード同様、「東京都渋谷区」の地名情報やマンホールふた設置場所のGPS情報(緯度経度)などが、主人公・零のビジュアルと共にプリントされている。将棋会館での配布を予定する。
3月8日からは、都内に設置されたデザインマンホールふた42カ所を巡りデジタルスタンプを集め、スタンプを集めた参加者にコースターなどを進呈するモバイルスタンプラリー企画も展開する。