人気シンガー・ソングライターあいみょんさんが渋谷・桜丘町の再開発エリア内の工事現場で歌う新作ミュージックビデオ(MV)が2月14日、公開された。
MVでは、区域全体の取り壊しが終わりダンプカーなどの重機や建築資材などが置かれた再開発エリア内をあいみょんさんが歩きながら歌う様子や、渋谷駅周辺のビル群などが映し出され、渋谷の「今」が切り取られている。
楽曲は、同日0時のMV公開と同時に配信限定でリリースされた新曲「さよならの今日に」で、これまでにも「マリーゴールド」「今夜このまま」などを手掛けてきた山田智和監督が映像を担当。MVの撮影場所として「渋谷駅桜丘口地区」再開発エリアが使われたのは同作が初めてという。
同所での撮影について、あいみょんさんは「この場所は日々変化していく場所。本当に貴重な経験をさせていただいた。いつか自分が歩いた土の上が恋しくなるほどピカピカになってく渋谷の街に、私は何を思うのかなぁと。ふと考えてしまいます。戻れないのは分かってるけど。高い所、怖かった」などと、撮影時の思いなどを振り返る。
山田監督も「2020年最初に撮るMVとして、渋谷駅再開発地域の敷地内で特別許可を得て撮影させていただいた。今しか撮影できないであろう現在の日本の中心地と、楽曲の現在性をもって、しっかりと今というものを記録し後世に残したいと思った」などと作品に込めたメッセージなどを明かしている。