クリエーティブの祭典「rooms(ルームス)」が2月、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南2)で開催される。主催はアッシュ・ペー・フランス(港区南青山5)。
「クリエーティブシーンの活性化」を目的に2000(平成12)年から開催している同イベント。ファッションやライフスタイル、アート、パフォーマンス、飲食など、さまざまなジャンルのクリエーターが参加する。今回は、一般消費者の来場も足を運びやすいよう初めて週末にも開催する。
今回は「感じるトレードショー」をテーマに掲げ、「デザイン」「文化」「エシカル」「心身」などのジャンルで約500ブランドが出展予定。社会問題を「クリエーティブの目線で」向き合う取り組みとして、廃棄物(ゴミ)を毎日60トン処理し「リサイクル率99%」という産業廃棄物処理業者「ナカダイ」がプロデュースする「産廃サミット」を開催する。
「発酵人」の田上彩さんとモデルの森星さんのフードトラック「miss eden」は、種からこだわる農家の食材や自家製発酵食品、土に戻る容器などを使い料理を提供するほか、眼鏡の廃材で作る箸置きも販売する。教育方法「STEAM(スティーム=Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学))教育」をアートからアプローチする学び「ティンカリング」を展開する造形スタジオ「キッズティンカリングスタジオ」(リトルランド)は、ビジュアルプログラミング・電子工作・デジタル絵描きなどのワークショップを展開する。
トークショーやワークショップなど参加型イベントを展開する「rooms ACADEMY」では、フラワーアーティスト松井達彦さんが生花を生けるデモンストレーションをしながらトークを展開するほか、ゲイ・アクティビストKANさんやフェミニスト・活動家の本田綾里さんらを招くトークショーでは「フェミニズム」「セクシャリティー」をテーマにする。
会場では、アーティストMASARU OZAKIさんや、紙を折って著名人の顔を作る作品「折り顔」を作る松尾貴史さん、イタリアで開催された国際美術賞展「アルテ・ラグーナ」で賞を受賞したアーティストの加藤ユウさんらの作品も展示する。
開催日は2月21日~22日。開催時間は10時~18時。入場料は、事前登録1,500円、当日登録2,000円。