ブロードウェー・ミュージカル「DREAMGILS(ドリームガールズ)」公演が1月29日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)内のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」で開幕した。
1981年にブロードウェーで初演されて以来、4年間で1521回公演。1982年にはトニー賞で6部門を受賞し、2006年には映画化されるなどしている。2009年には新演出による舞台版がNY「アポロシアター」で「復活」した。同劇場では2013(平成25)年、2016(平成28)年に公演している。
物語の舞台は1960年代のアメリカ。歌手になることを夢見て活動を続けていた女性3人グループ「ドリーメッツ」のサクセス・ストーリーと、ショービジネスの裏側にある人間模様、栄光、挫折、中傷、友情、野望を描いている。
ステージでは幅10メートル×高さ6メートルの大型LEDパネルを使った演出を取り入れているほか、出演者25人に対して400着以上の手縫いの衣装、時代感を表現する数々のかつら、10人のミュージシャンによる生演奏の音楽などが舞台を彩っている。
10代の頃に、同作品の舞台を「初めて見た」と言う舞台監督のケビン・ブラニックさんは「あまりにもエキサイティングで、展開は早いがストーリーの内容もすごく良く、心に訴えかけてくるものがあった」と振り返りつつ、「劇場に足を運んでいただければ、いろいろ感じていただけると思うので、同じように響いてくれたら」と来場を呼び掛ける。
公演時間は2時間35分(うち休憩20分)。鑑賞料は、S席=1万4,000円、A席=1万2,000円、B席=1万円。2月16日まで。