JR渋谷駅で1月29日正午、中央東改札の供用が始まった。
新改札はこの日、中央改札(地上3階)の東側にお目見え。関係者が見守る中、バーチカルシャッターが開けられ、駅員が固定した後、駅利用客らが次々と自動改札を通過していった。
新改札には自動改札機6台(うち1レーンは幅広自動改札)と改札外にチャージ専用機を設置。駅員が常駐しないため、車いす利用客が駅員を呼び出すインターホンも新設した。
昨年開業した渋谷スクランブルスクエア東棟と、今月3日に新駅舎の供用を始めた東京メトロ銀座線渋谷駅「スクランブルスクエア方面改札」へのショートカット動線の要ともなる中央東改札。改札内にはスロープを設けフロアとの段差を無くしバリアフリー化したほか、銀座線や東口方面に向かう人の流れと中央改札利用者との流れが分散され、ラッシュ時などの改札周辺の混雑緩和も見込まれる。
今回の改札新設も含めJR東日本が進めてきた渋谷駅の一連の改良工事では、今春をめどに埼京線・湘南新宿ラインの3・4番線ホームを移設し山手線ホームと並列化。移設に伴い、新南口との連絡通路は2018(平成30)年11月で閉鎖し順次撤去が進み、現在は3・4番線ホームに柵や壁を設け仮連絡通路として使っている。新改札は、3・4番線ホームに最も近い改札となる。
運用時間は6時30分~翌1時。