東京メトロ銀座線・渋谷駅構内の混雑状況を銀座線車両内のディスプレーに表示する実証実験が1月23日、始まった。
渋谷駅構内のセキュリティーカメラ映像から混雑度を自動解析し、「空いている」「混雑している」「かなり混雑している」の3段階で改札付近や階段など主要な場所の混雑度を示し、車両内ビジョンで配信する。自動解析技術を用い車両内で駅の混雑度を表示する試みは全国初という。乗降客の快適な利用を促す目的で東京メトロが取り組む「混雑状況の見える化」の一環で、1月3日に新駅舎で供用を始めた渋谷駅の混雑度を自動解析。技術の有用性を確認し、適切な配信手段などを検討する。
混雑状況が示されるのは、渋谷駅構内の「スクランブルスクエア方面改札」「ホーム前方」「ホーム中央」「3階エスカレーター」「3階・階段」「明治通り方面改札」「1階エスカレーター」「1階・階段」「2階・階段」の9カ所。混雑度は高い順に赤・緑・青の3段階で表示し、「浅草駅」「上野駅」「表参道駅」停車時に情報を更新する。車内ディスプレーでは行先案内や駅ホームの案内、ニュースなどの情報に続き、マナー案内と共に表示する。